住宅の情報>家好き人の伝説の番組から読む、最近のオリジナル住宅の傾向とは？

家好きの方なら誰でもご存知だと思います、
渡辺篤史の「建もの探訪」。この番組はもう２０年近く放送されています。

日本の個人住宅の建築史が分かると言っても過言ではありません（笑）
私はこの番組を大学生の頃から見続けているので、
番組の初期の頃からの視聴者になります。

長年見ていると色々年がすすむに連れて傾向も大きく変わっています。
大きな変化としては間取りの曖昧さがより強調されてきた事ですね。
目的を限定しない、住み方を限定しないような空間作りですね。

なので、床面積が１００平米以上あるのに個室が１つか２つなんてのもザラです。
よくある家の尺度で何LDKって使いますが、
この基準でいくと一軒家なのに、１LDKとかになってしまいますが、

もはやこの基準自体が不要になっていくような感じがします。
空間のボーダーレス化って私も憧れますね。

実際今の家でもいつも自分が使う部屋は限定されていて、
うまく活かせていない空間が結構あるんです。
そういう無駄な空間をうまく使いこなせるような間取りを作っていければ
面白いと思います。

ただしこのような間取りの家をつくるのであれば
失敗した場合の反動も大きいので、
自分達の生活導線をよく研究する必要がありそうです。